拾遺和歌集 卷十九 雜戀歌


1210 題知(だいし)らず 【○萬葉集0501、2415。】


1211 稻荷(いなり)に詣逢(まうであ)ひて侍(はべり)ける女(をみな)の、物言掛侍(ものいひかけはべり)けれど、答(いら)へもし侍(はべ)らざりければ


1212 題知(だいし)らず 【○萬葉集1348。】


1213 【○承前。無題。】


1214 【○承前。無題。】


1215 【○承前。無題。】


1216 流(なが)され侍(はべり)ける時(とき)


1217 題知(だいし)らず 【○古今集1032。】


1218 【○承前。無題。】


1219 【○承前。無題。】


1220 未(ま)だ少將(せうしゃう)に侍(はべり)ける時(とき)、采女町前(うねべまちのまへ)を罷渡(まかりわた)りけるに、飛鳥采女(あすかのうねべ)眺出(ながめいだ)して侍(はべり)けるに遣(つか)はしける


1221 返(かへ)し


1222 中納言敦忠(ちゅうなごんのあつただ)、兵衛佐(ひゃうゑのすけ)に侍(はべり)ける時(とき)に、忍(しの)びて言契(いひちぎ)りて侍(はべり)ける事(こと)の、世(よ)に聞侍(きこえはべ)りにければ


1223 止事無(やむごとな)き所(ところ)に侍(さぶらひ)ける女許(をみなのもと)に、「秋頃忍(あきごろしの)びて罷(まか)らむ。」と男(をとこ)の言(い)ひければ


1224 題知(だいし)らず


1225 人妻(ひとのめ)し侍(はべり)ける男(をとこ)の、獄(ひとや)に侍(はべり)て、乳母許(めのとのもと)に遣(つか)はしける


1226 貞盛(さだもり)が住侍(すみはべり)ける女(をみな)に國用(くにもち)が忍(しの)びて通侍(かよひはべり)ける程(ほど)に、貞盛(さだもり)詣來(まうでき)ければ、惑(まど)ひて、塗籠(ぬりごめ)に隱(かく)して、後戶(うしろのと)より逃侍(にがしはべり)ける、務(つとめ)て言遣(いひつか)はしける


1227 男持(をとこも)ちたる女(をみな)を切(せち)に懸想侍(けさうしはべり)て、或男(あるをとこ)の遣(つか)はしける


1228 志賀山越(しがのやまご)えにて、女(をみな)の山井(やまのゐ)に手洗掬(てあらひむす)びて飲(の)むを見(み)て 【○古今集0404。】


1229 三條尚侍(さんでうのないしのかみ)、方違(かたたが)へに渡(わた)りて歸(かへ)る朝(あした)に、雫(しづく)に濁(にご)る許(ばかり)の歌(うた)、今(いま)は得詠(えよ)まじと侍(はべり)ければ、車(くるま)に乘(の)らむとしける程(ほど)に


1230 題知(だいし)らず


1231 久(ひさ)しう詣來(まうでこ)ざりける男(をとこ)の偶(たまさか)に來(きた)りければ、女頓(をみなのとみ)にも出(いで)ざりければ


1232 題知(だいし)らず 【○拾遺集0882。】


1233 【○承前。無題。】


1234 【○承前。無題。】


1235 賀茂臨時祭使(かものりんじのまつりのつかひ)に立(た)ちての朝(あした)に、髻首花(かざしのはな)に插(さ)して、左大臣(さだいじん)の北方許(きたのかたのもと)に言遣(いひつか)はしける


1236 題知(だいし)らず


1237 【○承前。無題。】


1238 【○承前。無題。後撰集1293。】


1239 石見(いはみ)に侍(はべり)ける女詣來(をみなのまうできた)りけるに 【○萬葉集0132。】


1240 和泉國(いづみのくに)に侍(はべり)ける程(ほど)に、忠房朝臣(ただふさのあそん)の大和(やまと)より贈返(をくれるかへ)し 【○古今集0915。】


1241 神甚鳴侍(かみいたくなりはべり)ける朝(あした)、宣耀殿女御許(せんえうでんのにょうごのもと)に遣(つか)はしける


1242 越(こし)なる人許(ひとのもと)に遣(つか)はしける 【○古今集0980。】


1243 題知(だいし)らず 【○萬葉集2425。】


1244 【○承前。無題。萬葉集2454。】


1245 物(もの)へ罷(まか)りける道(みち)に、濱面(はまづら)に貝(かひ)の侍(はべり)けるを見(み)て 【○萬葉集0964。】


1246 人(ひと)の國(くに)へ罷(まか)りけるに、海人(あま)の潮垂侍(しほたれはべり)けるを見(み)て


1247 仁和御屏風(にんわのみびゃうぶ)に海人潮垂(あましほた)るる所(ところ)に鶴鳴(つるな)く


1248 詣來(まうでく)る事難(ことかた)く侍(はべり)ける男(をとこ)の賴渡(たのめわた)りければ


1249 浮島(うきしま)


1250 中中獨在(なかなかひとりあ)らば等(など)、女(をみな)の言侍(いひはべり)ければ


1251 題知(だいし)らず


1252 紀郎女(きのいらつめ)に贈侍(おくりはべり)ける 【○萬葉集0769。】


1253 男(をとこ)の罷絕(まかりた)えたりける女許(をみなのもと)に、雨降(あめふ)る日(ひ)、見馴(みな)れて侍(はべり)ける從者(ずさ)の、鹿毛馬求(かげのうまもと)めにとてなむ詣來(まうでき)つると云侍(いひはべり)ければ


1254 【○承前。男子絕訪之女許,雨降之日,侍從求鹿毛馬詣來而言者。】


1255 日蝕時(にっしょくのとき)、太皇太后宮(たいくわうたいごうぐう)より一品內親王許(いっぽんのみこのもと)に遣(つか)はしける


1256 題知(だいし)らず 【○拾遺集0854。】


1257 女許(をみなのもと)に菊(きく)を折(を)りて遣(つか)はしける


1258 忠君(ただきみ)、宰相雅信(さいしゃうのまさのぶ)が女(むすめ)に罷通(まかりかよ)ひて、程無(ほどな)く調度共(てうどども)を運返(はこびかへ)しければ、沉枕(ぢんのまくら)を添(そ)へて侍(はべり)けるを返遣(かへしおこ)せたりければ


1259 延喜御時(えんぎのおほむとき)、按察御息所(あぜちのみやすどころ)久(ひさ)しく勘事(かむじ)にて、御乳母(みめのと)に付(つ)けて參(まゐ)らせける


1260 御返(みかへ)し


1261 題知(だいし)らず 【○萬葉集1990。】


1262 慎事侍(つつむことはべり)ける女(をみな)の返事(かへりごと)を為(せ)ずのみ侍(はべり)ければ、一條攝政(いちでうのせっしゃう)、石見潟(いはみがた)と言遣(いひつか)はしたりければ


1263 一條攝政(いちでうのせっしゃう)下﨟(げらふ)に侍(はべり)ける時(とき)、承香殿女御(しゃうきゃうでんのにょうご)に侍(はべり)ける女(をみな)に忍(しの)びて物言侍(ものいひはべり)けるに、更(さら)に莫訪(なと)ひそと言(い)ひて侍(はべり)ければ、契(ちぎ)りし事有(ことあ)りしかば等言遣(などいひつか)はしたりければ


1264 題知(だいし)らず 【○金葉集0493。】


1265 【○承前。無題。】


1266 延喜御時(えんぎのおほむとき)、中宮屏風(ちゅうぐうのびゃうぶ)に


1267 稻荷(いなり)に詣(まうで)て懸想始(けさうしはじ)めて侍(はべり)ける女(をみな)の、異人(ことひと)に逢侍(あひはべり)ければ


1268 稻荷神庫(いなりのほくら)に、女手(をみなのて)にて書付(かきつ)けて侍(はべり)ける


1269 元良親王(もとよしのみこ)、久(ひさ)しく罷(まか)らざりける女許(をみなのもと)に、紅葉(もみぢ)を遣(おこ)せて侍(はべり)ければ 【○後撰集0439。】


1270 女許(をみなのもと)に扇(あふぎ)を遣(つか)はしたりければ、言遣(いひつか)はしける


1271 題知(だいし)らず


1272 三條右大臣(さんでうのうだいじん)の屏風(びゃうぶ)に


1273 年終(としのをはり)に、人待侍(ひとまちはべり)ける人(ひと)の詠侍(よみはべり)ける