續拾遺和歌集 卷第十九 釋教歌


1341 華嚴經之心(けごんきゃうのこころ)()ませ(たま)ひける


1342 法華經序品(ほけきゃうじょほん)未嘗睡眠之心(いまだかつてすいみんせずのこころ)


1343 十如是之心(じふにょぜのこころ)詠侍(よみはべ)りける(なか)に、如是性(にょぜしょう)


1344 本末究竟等(ほんまつくぎゃうとう)


1345 【○承前。本末究竟等。】


1346 止宿草庵(ししゅくさうあん)


1347 【○承前。止宿草庵。】


1348 無上寳聚(むじゃうほうじゅ)不求自得(ふぐじとく)


1349 五百弟子品(ごひゃくでしぼん)


1350 【○承前。五百弟子品。】


1351 人記品(にんきほん)


1352 柔和忍辱衣(にうわにんにくえ)


1353 寳塔品(ほうたふほん)


1354 提婆品(だいぼほん)


1355 我不愛身命(がふあいしんみゃう)


1356 壽量品(じゅりゃうほん)


1357 【○承前。壽量品。】


1358 我實成佛(がじつじょうぶつ)已來久遠(いらいくをん)


1359 如是展轉教(にょぜてんてんげう)


1360 寳積經(ほうしゃくきゃう)無有小罪我能加(わづかなつみでもわがくははるこなき)汝自作自來(なむじじさくじらい)()(こころ)


1361 如月半(きさらぎのなか)ばの(ころ)八十賀(やそぢのが)(はべ)(ついで)に、釋教之心(しゃくけうのこころ)


1362 雙林入滅(そうりんのにゅうめつ)


1363 【○承前。雙林入滅。】


1364 舍利(しゃり)拜奉(をがみたてまつ)りて


1365 舍利講序(しゃりがうのついで)


1366 金剛般若經(こんがうはんにゃきゃう)不應取法(ふおうしゅほふ)不應取非法(ふおうしゅひほふ)(こころ)


1367 一切賢聖(いっさいけんじゃう)皆以無為法而有差別(みなむゐほふをもてさつべありき)


1368 應無所住而生其心(おうむしょじゅうにしょうごしん)


1369 三論三假相續假之心(さんろんさんけさうぞくけのこころ)


1370 檀波羅蜜(だんはらみつ)


1371 心月輪之心(しんがちりんのこころ)()みて心海上人(しんかいしゃうにん)(つか)はしける


1372 (かへ)


1373 釋教歌(しゃくけうのうた)(なか)


1374 佛身法身(ぶっしんほっしん)猶如虛空(なほこくうのごとく)應物現形(ものにおじてかたちをあらはし)如水中月(みづのなかのつきのごとく)()へる(こころ)


1375 譬如淨滿月(たとへきよいもちづきのごとき)普現一切水(いっさいのみいづあまねくげんず)(こころ)


1376 本源清淨大圓鏡之心(ほんげんしゃうじゃうだいゑんきゃうのこころ)


1377 妙觀察智(めうくわんさつち)


1378 【○承前。妙觀察智。】


1379 慶政上人(けいせいじゃうにん)住侍(すみはべ)りける法華山寺(ほつけさんじ)にて人人歌詠侍(ひとびとうたよみはべ)りけるに


1380 法文之心(のりのふみのこころ)四季(しき)()せて歌詠侍(うたよみはべ)りけるに、しょぶつにょらい(諸佛如來)從一之身(じゅういちししん)現無量阿(げんむりょうあ)僧祇佛刹(そうぎぶっさつ)()へる(こころ)


1381 法界唯心(ほふかいゆいしん)


1382 空即是色之心(くうそくぜしきのこころ)


1383 二乘成佛之心(にじょうじょうぶつのこころ)


1384 弘長元年百首歌奉(こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつ)りける(とき)釋教(しゃくけう)


1385 觀無量壽經(くわんむりゃうじゅきゃう)水想觀(すいさうくわん)


1386 定散等迴向(じゃうさんとうゑかう)速證無生身(そくしょうむしょうしん)


1387 在世韋提(ざいせいゐだい)滅後凡夫(めつごぼんぷ)同被照攝取光明(どうひしょうせうしゅくわうみゃう)(こころ)


1388 九品之歌(くほんのうた)詠侍(よみはべ)りける(なか)に、下品下生(げぼんげしゃう)


1389 彌陀他力(みだたりき)(こころ)()みける


1390 日本徃生傳(にほんわうじゃうでん)()()める


1391 (つき)()


1392 安養即寂光之心(あんやうそくじゃくくわうのこころ)


1393 忙忙六道無定趣之心(もうもうたるろくどうんぶにじゃうしゅなしのこころ)


1394 十界歌詠侍(じっかいのうたよみはべ)りけるに、人界(じんかい)


1395 高辨上人許(かうべんしゃうにんのもと)(まか)りて(のち)(つか)はしける


1396 釋教之心(しゃくけうのこころ)


1397 【○承前。詠釋教之趣。】


1398 【○承前。詠釋教之趣。】


1399 寳治百首歌召(ほうぢのひゃくしゅのうため)しける(ついで)に、夜燈(やとう)


1400 (あづま)にて雨祈(あめのいの)りし(はべ)りけるに、程無(ほどな)降侍(ふりはべ)りにけるを、人許(ひとのもと)より兆有(しるしあ)由申(よしまを)したりける返事(かへりごと)


1401 後白河院(ごしらかはゐん)(かく)れさせ(たま)ひて又年(またのとし)法華堂(ほっけだう)(まゐ)りて聞法年久(もんほふねんきう)()(こと)()みける


1402 累代跡變(るいだいのあとかは)らず御導師(おほむだうし)(まゐ)(はべ)りける(こと)(おも)ひて詠侍(よみはべ)りける


1403 一流書(いちりうのふみ)()()(はべ)るとて


1404 (のち)(これ)()詠侍(よみはべ)りける


1405 十戒歌中(じっかいのうたのなか)に、不偷盜戒(ふちゅうたうかい)


1406 不邪婬戒(ふじゃいいんかい)