續拾遺和歌集 卷第十四 戀歌四


0961 弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりけるとき逢不遇戀あひてあはざるこひへるこころ


0962 題知だいしらず


0963 【○承前。無題。】


0964 【○承前。無題。】


0965 文永二年九月十三夜歌合ぶんえいにねんのちのつきのうたあはせに、絕戀たえるこひ


0966 九月十三夜五首歌のちのつきのごしゅのうた同心おなじこころ


0967 寄關戀せきによするこひこと


0968 洞院攝政家百首歌とうゐんせっしゃうのいへのひゃくしゅのうたに、遇不逢戀あひてあはざるこひ


0969 戀心こひのこころ


0970 文永五年八月十五夜歌合ぶんえいごねんはづきのじふごやのうたあはせに、月驚絕戀つきにおどろきたえるこひ


0971 いへ歌合うたあはせはべりけるに


0972 寄月戀つきによするこひ


0973 同心おなじこころ


0974 後法性寺入道前關白家歌合ごほっしゃうじにふだうさきのくわんぱくのいへのうたあはせに、戀依月增こひつきによりてまされこと


0975 題知だいしらず


0976 【○承前。無題。】


0977 【○承前。無題。】


0978 【○承前。無題。】


0979 春頃はるのころ物申ものまをめけるひと梅花むめのはなりて插置さしおかせはべりける、又年またのとし同所おなじところにて詠侍よみはべりける


0980 【○承前。春頃,始申言者,折梅花而插置,隔年侍詠同所。】


0981 相語侍かたらひはべりけるをとこわすられにけるをみなかはりて


0982 寄款冬戀やまぶきによするこひこころ


0983 戀歌之中こひのうたのなか


0984 御阿禮日みあれのひ人許ひとのもとあふひへてつかはしける


0985 夏夜戀なつのよのこひ


0986 建仁二年戀十首歌合けんにんにねんのこひのじっしゅのうたあはせに、夏戀なつこひ


0987 四月許うづきばかり物言始ものいひそめけるひとの、皐月迄さつきまでしのびけるにつかはしける


0988 白河殿七首歌しらかはどののしちしゅのうた寄沼戀ぬまによするこひ


0989 をとこわすられにけるひとの、五月五日たんごまくら菖蒲あやめしてきたりけるを


0990 あだなりける男許をとこのもとに、五月六日さつきのむいかひとかはりてつかはしける


0991 戀歌之中こひのうたのなか


0992 【○承前。戀歌之中。】


0993 【○承前。戀歌之中。】


0994 寄蟬戀せみによするこひへるこころ


0995 題知だいしらず


0996 寄七夕戀たなばたによするこひこと


0997 七月七日たなばたをみなつかはしける


0998 題知だいしらず


0999 人許ひとのもとつかはしける


1000 中務卿宗尊親王家百首歌なかつかさきゃうむねたかしんわうのいへのひゃくしゅのうた


1001 題知だいしらず


1002 方違かたたがへ詣來まうできたりけるひとの、覺束無おぼつかなさまにてかへりにけるあしたに、朝顏あさがほりてつかはしける


1003 かへ


1004 建保百首歌奉けんぽうのひゃくしゅのうたたてまつりけるとき


1005 戀歌之中こひのうたのなか


1006 百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりしとき


1007 山階入道左大臣家十首歌やましなにふだうさだいじんのいへのじっしゅのうたに、寄秋風戀あきかぜによするこひ


1008 寄秋月戀あきつきによするこひ


1009 題知だいしらず


1010 【○承前。無題。】


1011 【○承前。無題。】


1012 【○承前。無題。】


1013 弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりけるに、逢不會戀あひてあはざるこひ


1014 家戀十首歌合いへのこひのじっしゅのうたあはせに、寄枕戀まくらによするこひh


1015 題知だいしらず


1016 【○承前。無題。】


1017 建保百首歌奉けんぽうのひゃくしゅのうたたてまつりけるとき


1018 右近大將道綱母許うこんのだいしゃうみちつなのははのもとより、「時雨しぐるる、そら理無わりなく。」等申などまをつかはしたりける返事かへりごと


1019 十月許かむなづきばかりに、をみなつかはしける


1020 題知だいしらず


1021 【○承前。無題。】


1022 寳治百首歌奉ほうぢのひゃくしゅのうたたてまつりけるとき寄鳥戀とりによするこひへること


1023 建保五年內裏歌合けんぽうごねんだいりのうたあはせに、冬夜戀ふゆのよのこひ