續拾遺和歌集　卷第十三　戀歌三


 0891　千五百番歌合せんごひゃくばんのうたあはせに


0892　久安百首歌きうあんのひゃくしゅのうたに


0893　左近大將朝光さこんたいしゃうあさみつ、少將せうしゃうに侍はべりける時とき、患わづらふ事有ことありて、「今いまは限かぎり也なり、勿賴なたのみそ。」と申まをしたりける返事かへりごとに、暮待くれまつに付つけて


0894　待戀まつこひと云いへる心こころを


0895　夕戀ゆふこひと云いふ事ことを


0896　百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりし時とき


0897　山階入道左大臣家十首歌やましなにふだうさだいじんのいへのじっしゅのうたに、待戀まつこひ


0898　同心おなじこころを


0899　寄船戀ふねによするこひと云いへる心こころを


0900　文永五年九月十三夜ぶんえいごねんのちのつき白河殿歌合しらかはどののうたあはせに、深夜待戀ふかきよのまつこひ


0901　前左兵衛督教定さきのさひゃうゑのかみのりさだ、中將ちゅうじゃうに侍はべりける時とき、歌合うたあはせし侍はべりけるに、寄月戀つきによするこひ


0902　題知だいしらず


0903　入道二品親王家五十首歌にふだうにほんのしんわうのいへのごじっしゅのうたに


0904　戀歌之中こひのうたのなかに


0905　【○承前。戀歌之中。】


0906　【○承前。戀歌之中。】


0907　待空戀まちむなしくこひと云いへる心こころを


0908　【○承前。所謂待空戀之趣。】


0909　【○承前。所謂待空戀之趣。】


0910　中務卿宗尊親王家百首歌なかつかさきゃうむねたかしんわうのいへのひゃくしゅのうたに


0911　題知だいしらず


0912　寄夢戀ゆめによするこひと云いへる心こころを


0913　戀歌之中こひのうたのなかに


0914　【○承前。戀歌之中。】


0915　【○承前。戀歌之中。】


0916　文永五年九月十三夜ぶんえいごねんのちのつき白河殿歌合しらかはどののうたあはせに、恨不逢戀うらみてあはざるこひ


0917　嘉應二年かおうにねん法住寺殿殿上歌合ほふぢゅうじどののてんじゃうのうたあはせに、來不遇戀きてあはざるこひと云いへる心こころを


0918　題知だいしらず


0919　【○承前。無題。】


0920　寄紐逢戀ひもによせあふこひと云いへる心こころを


0921　弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき、初遇戀あひそめこひ


0922　【○承前。弘長元年奉百首歌時，初逢戀。】


0923　夜更よるふけて來きたりける人ひとの、立返たちかへりける道遠みちのとほさも思遣おもひやられて、詠侍よみはべりける


0924　寄關戀せきによするこひと云いふ事ことを


0925　弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき、曉別戀あかつきにわかれしこひ


0926　洞院攝政家百首歌とうゐんせっしゃうのいへのひゃくしゅのうたに、後朝戀きぬぎぬのこひ


0927　弘長三年九月十三夜こうちゃうさんねんのちのつき、十首歌召じっしゅのうためされし序ついでに、月前別戀つきのさきにわかれしこひと云いへる心こころを


0928　題知だいしらず


0929　弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりけるに、曉別戀あかつきにわかれしこひ


0930　戀歌之中こひのうたのなかに


0931　【○承前。戀歌之中。】


0932　中務卿宗尊親王家百首歌なかつかさきゃうむねたかしんわうのいへのひゃくしゅのうたに、戀心こひのこころを


0933　契別戀ちぎりわかるるこひと云いふ事ことを


0934　後法性寺入道前關白家百首歌ごほっしゃうじにふだうさきのくわんぱくのいへのひゃくしゅのうたに、後朝戀きぬぎぬのこひ


0935　【○承前。後法性寺入道前關白家百首歌，後朝戀。】


0936　正治百首歌しゃうぢのひゃくしゅのうたに


0937　戀心こひのこころを


0938　人許ひとのもとより歸かへりて遣つかはしける


0939　戀歌之中こひのうたのなかに


0940　【○承前。戀歌之中。】


0941　建保百首歌奉けんぽうのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき


0942　寳治元年十首歌合ほうぢぐわんねんのじっしゅのうたあはせに、逢不會戀あひてあはざるこひ


0943　題知だいしらず


0944　【○承前。無題。】


0945　【○承前。無題。】


0946　【○承前。無題。】


0947　家いへに百首歌詠侍ひゃくしゅのうたよみはべりけるに


0948　稀會戀心まれにあふこひのこころを


0949　百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりし時とき


0950　題知だいしらず


0951　文永七年九月內裏三首歌ぶんえいしちねんながつきのだいりのさんしゅのうたに、契戀ちぎりこひ


0952　時時文遣ときどきふみおこせける男おとこの、扇あふぎを見みせければ、月描つきかきたる所ところに


0953　戀歌之中こひのうたのなかに


0954　【○承前。戀歌之中。】


0955　弘長元年百首歌奉こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき、曉別戀あかつきにわかれしこひ


0956　百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりし時とき


0957　月前戀つきのさきのこひと云いへる心こころを


0958　【○承前。月前戀之趣。】


0959　【○承前。月前戀之趣。】


0960　千五百番歌合せんごひゃくばんのうたあはせに