續拾遺和歌集 卷第十 賀歌


0725 建治二年八月(けんぢにねんはづき)龜山殿(かめやまどの)にて、(はじ)めて松色浮池(まつのいろいけにうかぶ)()へる(だい)(かう)ぜられ(はべ)りし(ついで)


0726 【○承前。建治二年八月,於龜山殿,以松色浮池為題,始講之際。】


0727 寳治二年(ほうぢにねん)鳥羽殿(とばどの)にて、池上松(いけかみのまつ)()へる(こころ)


0728 【○承前。寳治二年,於鳥羽殿,詠池上松之趣。】


0729 同年正月(おなじとしのしゃうぐわつ)松色春久(まつのいろはるひさし)()(こと)(かう)ぜられける(とき)(じょ)(たてまつ)りて


0730 正元元年三月(しゃうげんぐわんねんやよひ)西園寺(さいをんじ)一切經供養(いっさいきゃうくやう)行幸(ぎゃうかう)(はべ)りけるに、春宮(とうぐう)中宮(ちゅうぐう)(おな)じく行啟有(ぎゃうけいあ)りて次日(つぎのひ)人人翫花(ひhとびとはなをもであそぶ)()(こころ)仕奉(つかうまつり)けるに


0731 弘長三年二月(こうちゃうさんねんきさらぎ)龜山殿(かめやまどの)行幸有(ぎゃうかうあ)りて花契遐年(はなはかねんにかなふ)()(こと)(かう)ぜられけるに、(じょ)(たてまつ)りて


0732 【○承前。弘長三年二月,行幸龜山殿,講花契遐年,奉序。】


0733 【○承前。弘長三年二月,行幸龜山殿,講花契遐年,奉序。】


0734 建長六年三首歌合(けんちゃうろくねんのさんしゅのうたあはせ)に、(さくら)


0735 嘉承二年(かしょうにねん)鳥羽殿(とばどの)にて、池上花(いけかみのはな)()へる(こと)


0736 寳治百首歌奉(ほうぢのひゃくしゅのうたたてまつ)りける(とき)松上藤(まつかみのふぢ)


0737 文永八年七月(ぶんえいはちねんふみづき)院忍(ゐんしの)びて鷲尾(わしのを)御幸侍(みゆきしはべ)りける(とき)女房中(にうばうのなか)より、「君住(きみす)めば、心有(こころあ)りてや、末遠(すゑなが)く、千世松蟲(ちよまつむし)の、聲聞(こゑきこ)ゆらむ。」と(はべ)りける返事(かへりごと)


0738 弘長三年九月十三夜(こうちゃうさんねんのちのつき)內裏十首歌奉(だいりのしっじゅのうたたてまつ)りし(とき)月前祝(つきのさきのいはひ)


0739 (いへ)十首歌詠侍(じっしゅのうたよみはべ)りけるに、秋祝(あきのいはひ)


0740 寬治八年(くわんぢはちねん)鳥羽殿(とばどの)にて、翫池上月(いけかみのつきをもであそぶ)()へる(こころ)


0741 寳治元年十首歌合(ほうぢぐわんねんのじっしゅのうたあはせ)に、海邊月(うみべのつき)


0742 同二年(おなじにねん)鳥羽殿五首歌(とばどののごしゅのうた)に、月前祝(つきのさきのいはひ)


0743 月與秋久(つきあきとひさし)()(だい)(かう)ぜられ(はべ)りし(とき)


0744 文永五年八月十五夜內裏歌合(ぶんえいごねんはづきのじふごやのだいりのうたあはせ)に、田家見月(でんかにつきをみる)


0745 從一位倫子七十賀(じゅいちゐともこのななそぢのが)詠侍(よみはべ)りける


0746 百首歌中(ひゃくしゅのうたのなか)


0747 菊花秋久(きくばなあきひさし)()(こと)


0748 正治百首歌(しゃうぢのひゃくしゅのうた)に、(いはひ)


0749 題知(だいし)らず


0750 寄海祝(うみのいはひによせる)()へる(こころ)


0751 文永三年三月(ぶんえいさんねんやよひ)續古今集(しょくこきんしふ)竟宴歌(きゃうえんのうた)


0752 建仁三年十一月(けんにんさんねんしもつき)和歌所(わかどころ)にて釋阿(しゃくあ)九十賀賜(ここのそぢのがたま)はせける(とき)詠侍(よみはべ)りける


0753 【○承前。建仁三年十一月,於和歌所賜釋阿九十賀時侍詠。】


0754 【○承前。建仁三年十一月,於和歌所賜釋阿九十賀時侍詠。】


0755 建長五年七月三首歌(けんちゃうごねんふみづきのさんしゅのうた)


0756 祝心(いはひのこころ)


0757 建曆二年(けんりゃくにねん)豐御禊二度(とよのみそぎふたたび)(おこな)はれける次日(つぎのひ)前中納言定家許(さきのちゅうなごんさだいへのもと)(つか)はしける


0758 今上御元服時(きんじゃうのごげんぷくのとき)大納言(だいなごん)(かへ)りなりて、上壽務侍(じゃうじゅつとめはべ)りて思續侍(おもひつづけはべ)りける


0759 建久九年(けんきうくねん)大嘗會主基方御屏風(だいじゃうゑのすきかたのごびゃうぶ)に、備中國神島有神祠所(びっちゅうのくにかみじまにしんしありどころ)


0760 仁治三年(にんぢさんねん)大嘗會悠紀方風俗歌(だいじゃうゑのゆきかたのふぞくうた)朝日山(あさひやま)


0761 嘉禎元年(かていぐわんねん)大嘗會悠紀方(だいじゃうゑのゆきかた)巳日樂破(みのひのがくは)近江國真木村(あふみのくにまきのむら)


0762 文應元年(ぶんおうぐわんねん)大嘗會悠紀方御屏風歌(だいじゃうゑのゆきかたのごびゃうぶのうた)玉井(たまゐ)