續後撰和歌集 卷十七 雜歌中
1105 題知らず
1106 【○承前。無題。】
1107 月明かりける夜、法輪寺に罷りて人人歌詠みけるに
1108 月歌中に
1109 【○承前。月歌之中。】
1110 【○承前。月歌之中。】
1111 【○承前。月歌之中。】
1112 【○承前。月歌之中。】
1113 寶治元年、二度攝政詔蒙りて、月隈無き夜、直廬に候ひて詠侍ける
1114 題知らず
1115 建保三年內裏歌合に、野曉月
1116 題知らず
1117 【○承前。無題。】
1118 古寺月と云へる心を
1119 高野山に籠りて詠侍ける
1120 後德大寺左大臣、西行法師等伴ひて大原に罷れりけるに、來迎院にて、寄老人述懷と云ふ事を詠侍ける
1121 題知らず
1122 家五十首歌詠侍けるに、曉述懷
1123 苔を
1124 廬山雨夜草庵中と云ふ事を、年來如何なりけむと思ひけるに、世を遁れて後に詠侍ける
1125 楚屈原を
1126 山里に住みて詠侍ける
1127 故鄉之心を
1128 百首歌奉し時、山家水
1129 世を遁れて後、山里に罷りて詠侍ける
1130 【○承前。遁世之後,罷歸山里而侍詠。】
1131 【○承前。遁世之後,罷歸山里而侍詠。】
1132 前大僧正慈鎮、無動寺に住侍ける頃、申遣はしける
1133 返し
1134 年頃西山に住侍けるが、都に出でて後歎事侍りて、蓮生法師許に申遣はしける
1135 返し
1136 家に侍ける桂木を、亭子院に掘りて奉るとて詠める
1137 素性法師を召して御屏風歌書かせられけるに、罷出でける時御前に召して、大御酒給ひける序に御盃給はすとて
1138 長治二年三月、中殿にて竹不改色と云ふ題を講せられ侍けるに、御製を承りを呼びて奏し侍ける
1139 御返し
1140 人の草子を書かせ侍ける奧に書付けける
1141 世を遁れて後、公請の為に書置きたる文を見て
1142 題知らず
1143 【○承前。無題。】
1144 老後、人に勸められて、詠みて遣はしける歌中に
1145 承元頃、內より古今集を給はりて書きて參らせける奧に
1146 題知らず
1147 前中納言定家、新敕撰集撰侍し時、詠置きたる歌尋ねて侍ける、遣はすとて書添へて侍ける
1148 歌を送りて侍し奧に書付侍し
1149 為家參議之時、「八代集作者四位以下傳誌して。」と申侍しを、送遣はすとて書添へて侍し
1150 蓮生法師許より、詠置きたる歌尋ぬる事侍ける時、遣はすとて
1151 圓盛法師手習して侍ける障子を、或所より尋ねられけるに遣はすとて
1152 本草を啟見て詠める
1153 帝王系圖をかき侍とて
1154 檢非違使に侍ける時、過狀の政に參りて囚を問ひて心中に思續けける
1155 道助法親王家五十首歌に、閑中灯
1156 曉心を
1157 【○承前。詠曉之趣。】
1158 述懷心を
1159 【○承前。述懷之趣。】
1160 【○承前。述懷之趣。】
1161 【○承前。述懷之趣。】
1162 題知らず
1163 司召之頃、思事多くて、同心に歎きける人許に遣はしける
1164 返し
1165 除目之朝、訪ひて侍ける人の返事に
1166 述懷歌中に
1167 權僧正圓經進め侍ける春日社名所十首歌に、述懷
1168 【○承前。權僧正圓經進侍春日社名所十首歌,述懷。】
1169 寄河述懷
1170 述懷歌中に
1171 【○承前。述懷歌中。】
1172 園城寺に住浮かれける頃、詠侍ける
1173 身を憂て詠侍ける
1174 【○承前。憂身侍詠。】
1175 【○承前。憂身侍詠。】
1176 遠所より訪れたる人に
1177 返し
1178 熊野に詣でける道に書付侍ける歌中に
1179 題知らず
1180 【○承前。無題。】
1181 述懷之心を
1182 【○承前。詠述懷之趣。】
1183 【○承前。詠述懷之趣。】
1184 【○承前。詠述懷之趣。】
1185 【○承前。詠述懷之趣。】
1186 【○承前。詠述懷之趣。】
1187 【○承前。詠述懷之趣。】
1188 【○承前。詠述懷之趣。】
1189 【○承前。詠述懷之趣。】
1190 【○承前。詠述懷之趣。】
1191 【○承前。詠述懷之趣。】
1192 前參議にて年久しく鎮みて詠侍ける
1193 憂ふる事侍ける時、詠侍ける
1194 述懷歌中に
1195 【○承前。述懷歌中。】
1196 【○承前。述懷歌中。】
1197 建保二年內裏秋十五首歌合に
1198 建保四年百首歌奉ける時
1199 思事侍ける頃
1200 前大僧正慈鎮、遁世の暇申けるに、仰遣はしける
1201 門跡之事を思ひて詠侍ける
1202 題知らず