續後撰和歌集 卷十六 雜歌上


1008 いへ百首歌詠侍ひゃくしゅのうたよみはべりけるとき


1009 堀河院ほりかはゐん百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりけるときやま


1010 【○承前。奉堀河院百首歌時,詠山。】


1011 【○承前。奉堀河院百首歌時,詠山。】


1012 東北院渡殿とうほくゐんのわたどの遣水やりみづかげ詠侍よみはべりける


1013 前參議さきのさんぎはべりけるとき布引瀧ぬのびきのたきまかりて詠侍よみはべりける


1014 名所歌召めいしょのうためしけるついで


1015 布引瀧ぬのびきのたき詠侍よみはべりける


1016 題知だいしらず


1017 【○承前。無題。】


1018 人人ひとびと百首歌召ひゃくしゅのうためしけるついで


1019 題知だいしらず 【○萬葉集1108。】


1020 八幡御神樂はちまんのみかぐらまゐりてめる


1021 題不知だいしらず


1022 【○承前。無題。萬葉集0283。】


1023 【○承前。無題。】


1024 名所歌數多詠侍めいしょのうたあまたよみはべりなか


1025 修行おこなひはべりけるとき詠侍よみはべりける


1026 百首歌奉ひゃくしゅのうたたてまつりとき潟千鳥かたのちどり


1027 長柄ながらぐとて


1028 寄橋述懷はしによするじゅっぐわいへるこころ


1029 おいなげきて詠侍よみはべりける


1030 【○承前。嘆老侍詠。】


1031 延喜十四年えんぎじふよねん女四宮屏風をみなしのみやのびゃうぶ


1032 同廿一年おなじにじふいちねん京極御息所きゃうごくみやすどころ春日社かすがのやしろ詣侍まうではべりける大和國司やまとのくにのつかさはりてめる


1033 枇杷左大臣びはのさだいじんはじめて大臣だいじんりてはべりけるよろこびにまかりて


1034 かへ


1035 貫之つらゆき土佐任果とさのにんはてて上侍のぼりはべりけるみちにて、渚院梅花なぎさのゐんのうめのはな詠侍よみはべりける


1036 春歌中はるのうたのなか


1037 心為こころならずさとはべりけるころうちより花盛見はなのさかりみ真欲まほしき由仰事有よしおほせことありければ


1038 題知だいしらず


1039 【○承前。無題。】


1040 大峰おほみねにてはな詠侍よみはべりける


1041 花歌中はなのうたのなか


1042 建保四年百首歌奉けんほうよねんのひゃくしゅのうたたてまつりけるとき


1043 參議雅經さんぎまさつね植置うゑおきてはべりける鞠懸櫻まりのかかりのさくら思遣おもひやりて詠侍よみはべりける


1044 為雅朝臣ためまさのあそん石清水臨時祭使いはしみづりんじさいのつかひはべりけるとし舞人まひびとにてかへりて又日またのひ髻首花かざしのはなしてつかはしける


1045 陪從べいじゅうにて年久としひさしくつかへて詠侍よみはべりける


1046 暮春之心くれのはるのこころめる


1047 【○承前。詠暮春之趣。】


1048 【○承前。詠暮春之趣。】


1049 四月廿日餘頃うづきのはつかあまりのころ駿河富士社するがのふじのやしろこもりてはべりけるに、櫻花盛さくらばなさかりにみえけれは詠侍よみはべりける


1050 上東門院じゃうとうもんゐんに、花橘奉はなたちばなたてまつるとて


1051 御返おほむかへ


1052 夏歌中なつのうたのなか


1053 【○承前。夏歌之中。】


1054 【○承前。夏歌之中。】


1055 なげ事侍ことはべりけるころ


1056 題知だいしらず


1057 【○承前。無題。】


1058 寬平御時后宮歌合歌くわんぴやうのおほんとききさいのみやのうたあはせのうた


1059 七夕朝たなばたのあした


1060 【○承前。七夕之朝。】


1061 秋歌中あきうたのなか


1062 槿あさがほ


1063 題知だいしらず


1064 家五十首歌詠侍いへのごじっしゅのうたよみはべりけるとき曉鹿あかつきのしか


1065 秋歌中あきうたのなか


1066 【○承前。秋歌之中。】


1067 【○承前。秋歌之中。】


1068 【○承前。秋歌之中。】


1069 八月十五夜はづきのじふごやめる


1070 ○


1071 月歌中つきのうたのなか


1072 後法性寺入道前關白家百首ごほっしゃうじにふだうさきのくわんぱくのいへのひゃくしゅに、つき


1073 九月十三夜十首歌合ながつきのじふさんやのじっしゅのうたあはせに、老後おいののちはじめて召出めしいだされて、名所月めいしょのつきへること


1074 ひさしく年經としへみやこ歸上かへりのぼりてはべりける九月十三夜ながつきのじふさんや月隈無つきくまなかりけるに、昔物申むかしものまうしける人許ひとのもとつかはしける


1075 秋歌中あきうたのなか


1076 【○承前。秋歌之中。】


1077 西山にしやま住侍すみはべりけるころむしきて


1078 題知だいしらず


1079 【○承前。無題。】


1080 九月十三夜十首歌合ながつきのじふさんやのじっしゅのうたあはせに、行路紅葉かうろのもみぢ


1081 秋暮あきのくれ詠侍よみはべりける


1082 【○承前。秋暮侍詠。】


1083 おも煩侍わづらひはべりける秋暮あきのくれかぎりにおぼえければ、後德大寺左大臣許ごとくだいじのさだいじんのもと申遣まうしつかはしける


1084 秋暮歌あきのくれのうたとて


1085 題知だいしらず


1086 【○承前。無題。】


1087 思事侍おもふことはべりけるころ


1088 はぎ


1089 題不知だいしらず


1090 【○承前。無題。】


1091 事謀ことかはりてのち人人ひとびといざなはれて法輪寺ほふりんじまうでて詠侍よみはべりける


1092 みやこ遠離とほくはなれて住侍すみはべりける神無月頃かみなづきのころ曉時雨あかつきしぐれきてめる


1093 題知だいしらず


1094 貞應元年ぢゃうおうくわんねん豐明夜とよのあかりのよ月隈無つきくまなきに思出おもひいづ事多ことおほくて、前中納言定家許さきのちゅうなごんさだいへのもとつかはしける


1095 かへ


1096 前太政大臣さきのおほきおほいまうちぎみ參議さんぎはべりけるとき豐明夜とよのあかりのよ小忌衣著おみごろもきはべりけるをつかはしける


1097 かへ


1098 臨時祭社頭りんじのまつりのしゃとうより歸參かへりまゐりけるに、片方舞人かたへのまひびと雪降懸ゆきのふりかかりけるをめる


1099 大峰おほみねにて詠侍よみはべりける


1100 年暮としのくれ詠侍よみはべりける


1101 【○承前。年暮侍詠。】


1102 【○承前。年暮侍詠。】


1103 【○承前。年暮侍詠。】


1104 歲暮としのくれに、基俊許もととしのもとつかはしける