續後撰和歌集 卷第十 釋教歌


0583 天平廿一年(てんぴゃうにじふいちねん)生駒山麓(いこまのやまのふもと)にて、終取侍(をはりとりはべり)ける遺戒歌(ゆいかいのうた)


0584 天台大師(てんだいだいし)忌日(いみび)詠侍(よみはべり)ける


0585 僧正遍昭(そうじゃうへんぜう)(つか)はしける


0586 題不知(だいしらず)


0587 山端近(やまのはちか)(かたぶ)(つき)()て、禪室(ぜんしつ)()るとて詠侍(よみはべり)ける


0588 無量義經(むりゃうぎきゃう)從一法生(じゅういっぱふしゃう)


0589 法華經譬喻品(ほけきゃうのひゆぼん)號曰華光如來之心(なづけてくわくわうにょらいといふのこころ)


0590 化城喻品(けじゃうゆほん)


0591 五百弟子品(ごひゃくでしぼん)


0592 寂寞無人聲(じゃくまくとしてひとのこゑなからむ)讀誦此經典(このきゃうてんをどくじゅせば)


0593 乃至以身(ないしみをもち)而作牀座(ゆかざになして)


0594 唯髻中明珠(ただけいちゅうめいしゅ)


0595 人人(ひとびと)廿八品歌詠(にじふはちほんのうたよ)ませ(はべり)ける(とき)勸持品(かんじほん)


0596 壽量品(じゅりゃうぼん)


0597 神力品之心(じんりきぼんのこころ)詠侍(よみはべり)ける


0598 囑累品(ぞく るいぼん)


0599 如民得王(たみがきみをえるがごとく)


0600 嚴王品(ごんわうぼん)


0601 止觀月隱重山(しくわんのつきかさねやまにかくし)擎扇喻之(あうぎをあげてこれをたとへし)


0602 (おな)じき雪山大士(せつせんだいし)結草為席(くさをむすびむしろとなす)()へる(こころ)


0603 不斷光佛(ふだんこうぶつ)


0604 三界唯一心( さんがいにただいっしんのみ)


0605 題知(だいし)らず


0606 生死長夜(せいしのちゃうや)


0607 弘法大師(こうぼふだいし)法驗事(ほふげんこと)國史(こくし)()ゆる事有(ことあ)らば、(しる)してと(まうし)ける(ひと)


0608 後法性寺入道前關白家百首歌(ごほっしゃうじにふだうさきのくわんぱくのいへのひゃくしゅのうた)に、般若心經(はんにゃしんぎゃう)色即是空空即是色(しきそくぜくうくうそくぜしき)


0609 阿彌陀四十八願歌詠侍(あみだしじふはちぐわんのうたよみはべり)けるに、聞名見佛(もんみゃうけんぶつ)


0610 發心(ほっしん)(はじ)詠侍(よみはべり)ける


0611 觀無量壽經(くわんむりゃうじゅきゃう)說是語時(せつぜごじ)無量壽佛(むりゃうじゅぶつ)住立空中(じゅうりゅうくうちゅう)


0612 十戒歌詠侍(じっかいのうたよみはべり)けるに、不自讚毀他(ふじさんきた)


0613 不偷盜戒(ふちゅうたうかい)


0614 阿彌陀經(あみだきゃう)六方護念之心(ろくぱうごねんのこころ)


0615 十界歌詠侍(じっかいのうたよみはべり)けるに


0616 前大僧正慈鎮(さきのだいそうじゃうじちん)四天王寺(してんわうじ)九品往生傳(くほんわうじゃうでん)()()きて、其心(そのこころ)人人(ひとびと)()ませ(はべり)けるに、上品中生歌(じゃうほんちゅうしゃうのうた)


0617 大日經(だいにちきゃう)心無所畏(しんむしょゐ)故能究竟淨菩提心之心(ゆゑにじゃうぼだいのこころをくきゃうすることあたふのこころ)(つき)()せて詠侍(よみはべり)ける


0618 佛御前(ほとけのおんまへ)(さぶら)ひて、曉出(あかつきい)づとて(つき)()詠侍(よみはべり)ける


0619 題知(だいし)らず


0620 【○承前。無題。】


0621 【○承前。無題。】


0622 【○承前。無題。】


0623 法文百首歌詠侍(ほふもんのひゃくしゅのうたよみはべり)けるに、菩薩清涼月(ぼさつしゃうりゃうぐわち)遊於畢竟空(いうおひつきゃうくう)(こころ)


0624 仁王經之心(にんわうきゃうのこころ)


0625 恒順眾生(こうじゅんしゅじゃう)


0626 題不知(だいしらず)


0627 小野宮堂(をののみやのたう)(まう)でて(はべり)けるに、懺法之聲(せんぼふのこゑ)瀧音(たきのおと)(たぐひ)心澄(こころす)みければ詠侍(よみはべり)ける


0628 上東門院(じゃうとうもんゐん)御樣變(おほむさまかは)りて(のち)八講行(はかうおこな)はれける捧物調(ささげものてう)じて(たてまつ)るとて


0629 天王寺(てんわうじ)(まう)でて詠侍(よみはべり)ける


0630 同寺(おなじてら)にて


0631 彼寺(かのてら)に、戒師初(かいしはじ)めておくとて詠侍(よみはべり)ける


0632 前大僧正慈鎮(さきのだいそうじゃうじちん)天台座主(てんだいざす)()りて、勸學講(くわんがくかう)()(こと)興行侍(おこしおこなひはべり)けるを()きて(つか)はしける


0633 日吉十禪師宮(ひえのじゅうぜんじのみや)()みて(たてまつり)ける歌中(うたのなか)


0634 【○承前。於日吉十禪師宮奉詠歌中。】