古今和歌集   卷十七 雜歌 上


0863 題知(だいし)らず
0864 題知(だいし)らず
0865 題知(だいし)らず
0866 題知(だいし)らず



0867 題知(だいし)らず
0868 ()(おとうと)()(はべ)りける(ひと)に、(うへのきぬ)(おく)るとて()みて()りける
0869 大納言藤原國經朝臣(おおいものもうすつかさふぢはらのくにつねのあそん)の、宰相(さいしやう)より中納言(すけのものもうすつかさ)(なり)ける(とき)()めぬ(うへのきぬ)(あや)(おく)るとて()める
0870 石上並松(いそのかみのなむまつ)宮仕(みやづか)へもせで石上(いそのかみ)()(ところ)籠侍(こもりはべ)りけるを、(にはか)冠賜(かうぶりたま)はれりければ、(よろこ)言遣(いひつか)はすとて、()みて(つか)はしける
0871 二條后(にでうのきさき)()春宮御息所(とうづうのみやすんどころ)(まを)しける(とき)に、大原野(おほはらの)詣賜(まうでたま)ひける日詠(ひよ)める
0872 五節舞姬(ごせちのまひひめ)()()める
0873 五節(ごせち)(あした)(かむざし)(たま)()ちたりけるを()て、()がならむと(とぶら)ひて()める
0874 寬平御時(くわんぴゃうのおほんとき)に、上侍(うへのさぶらひ)(はべ)りける殿上人(をのこども)(かめ)()たせて、后宮(きさいのみや)御方(おほんかた)に、「大御酒(おほみき)(おろ)し。」と(きこ)えに(たてまつ)りたりけるを、藏人共笑(くらひとどもわら)ひて、(かめ)御前(おまへ)持出(もてい)でて、()(かく)()はずなりにければ、使(つかひ)歸來(かへりき)て、「さなむありつる。」と()ひければ、藏人(くらひと)(なか)(おく)りける
0875 女共(をみなども)()(わら)ひければ()める
0876 方違(かたたが)へに(ひと)(いへ)(まか)れりける(とき)に、(あるじ)(きぬ)()せたりけるを、(あした)(かへ)すとて()みける
0877 題知(だいし)らず
0878 題知(だいし)らず
0879 題知(だいし)らず
0880 「月面白(つきおもしろ)し。」とて、凡河內躬恒(おほしかふちのみつね)詣來(まうできた)りけるに()める
0881 (いけ)(つき)()えけるを()める
0882 題知(だいし)らず
0883 題知(だいし)らず
0884 惟喬親王(これたかのみこ)(かり)しける(とも)(まか)りて、宿(やど)りに(かへ)りて、夜一夜酒(よひとよさけ)()み、物語(ものがたり)をしけるに、十一日月(とをかあまりひとひのつき)(かく)れなむとしける(をり)に、親王醉(みこゑ)ひて(うち)()りなむとしければ、()(はべ)りける
0885 田邑帝御時(たむらのみかどのおほんとき)に、齋院(さいゐん)(はべ)りける慧子皇女(あきらけいこのみこ)を、「(はは)(あやま)()り。」と()ひて齋院(さいゐん)(かへ)られむとしけるを、其事止(そのことや)みにければ()める
0886 題知(だいし)らず
0887 題知(だいし)らず
0888 題知(だいし)らず
0889 題知(だいし)らず
0890 題知(だいし)らず
0891 題知(だいし)らず
0892 題知(だいし)らず 【○和漢朗詠0437。】



0893 題知(だいし)らず
0894 題知(だいし)らず



0895 題知(だいし)らず



0896 題知(だいし)らず
0897 題知(だいし)らず
0898 題知(だいし)らず
0899 題知(だいし)らず



0900 業平朝臣(なりひらのあそん)母皇女(ははのみこ)長岡(ながをか)住侍(すみはべ)りける(とき)に、業平宮仕(なりひらみやづかへ)すとて、時時(ときどき)得罷訪(えまかりとぶら)はず(はべ)りければ、師走許(しはすばかり)母皇女許(ははのみこのもと)より、「頓事(とみのこと)。」とて、(ふみ)()詣來(まうできた)り。()けて()れば、(ことば)()くて(あり)ける(うた)
0901 (かへ)
0902 寬平御時后宮(くわんぴやうのおほんとききさいのみや)歌合歌(うたあわせのうた)
0903 (おな)御時(おほんとき)上侍(うへのさぶらひ)にて、殿上人(をのこども)大御酒賜(おほみきたま)ひて、大御遊(おほみあそ)(あり)ける(つい)でに(つかうまつ)れる
0904 題知(だいし)らず
0905 題知(だいし)らず
0906 題知(だいし)らず
0907 題知(だいし)らず



0908 題知(だいし)らず
0909 題知(だいし)らず 【○百人一首0034。】
0910 題知(だいし)らず
0911 題知(だいし)らず
0912 題知(だいし)らず
0913 題知(だいし)らず
0914 貫之(つらゆき)和泉國(いづみのくに)(はべ)りける(とき)に、大和(やまと)より越詣來(こえまうでき)て、()みて(つか)はしける
0915 (かへ)
0916 難波(なには)(まかれ)りける時詠(ときよ)める
0917 相知(あひし)れりける(ひと)の、住吉(すみよし)(まうで)けるに()みて(つか)はしける
0918 難波(なには)(まかり)ける(とき)田簑島(たみののしま)にて(あめ)()ひて()める
0919 法皇西川坐(ほふわうにしかは)したりける()、「(つる)()()てり。」と()(こと)(だい)にて()ませ(たま)ひける
0920 中務親王家(なかつかさのみこのいへ)(いけ)に、(ふね)(つく)りて(おろ)し、(はじ)めて(あそ)びける()法皇御覽(ほふわうごらん)じに(おはしま)したりけり。夕去(ゆふさ)りつ(かた)歸坐(かへりおはしま)さむとしける(をり)に、()みて(たてまつ)りける
0921 唐琴(からこと)()(ところ)にて()める
0922 布引瀧(ぬのびきのたき)にて()める
0923 布引瀧(ぬのひきのたき)(もと)にて、人人集(ひとひとあつ)まりて歌詠(うたよ)みける(とき)()める
0924 吉野瀧(よしののたき)()()める
0925 題知(だいし)らず
0926 龍門(りゅうもん)(まうで)瀧本(たきのもと)にて()める
0927 朱雀院帝(すざくゐんのみかど)布引瀧御覽(ぬのびきのたきごらん)ぜむとて、文月七日日坐(ふんづきのなぬかのひおは)しまして(あり)ける(とき)に、(さぶら)人人(ひとびと)に、歌詠(うたよ)ませ(たま)ひけるに()める
0928 比叡山(ひえのやま)なる音羽瀧(おとはのたき)()()める
0929 (おな)(たき)()める
0930 田村御時(たむらのおほんとき)に、女房(にうばう)(さぶら)ひにて御屏風繪御覽(ごぴゃうぶのゑごらん)じけるに、「瀧落(たきお)ちたりける所面白(ところおもしろ)し。(これ)(だい)にて歌詠(うたよ)め。」と、(さぶら)(ひと)(おほ)せられければ()める
0931 屏風繪(ぴゃうぶのゑ)なる(はな)()める
0932 屏風繪(ぴゃうぶのゑ)詠合(よみあは)せて()きける

古今和歌集 卷十七 雜歌上 終