玉葉和歌集 卷第三 夏歌


0293 首夏之心しゅかのこころを詠侍よみはべりける


0294 更衣之心かういのこころを


0295 【○承前。更衣之趣。】


0296 夏歌中なつのうたのなかに


0297 名所歌中めいしょのうたのなかに、大井河おほゐかは


0298 櫻本さくらもとと云いふ所ところに住すむ人許ひとのもとに、四月一日うづきのついたち言遣いひつかはし侍はべりける


0299 四月一日頃うづきのついたちのころ、雨降あめふりて花共散亂はなどものちりみだれけるを御覽ごらむじて詠よませ給たまうける


0300 殘花のこりばなを


0301 夏御歌中なつのみうたのなかに


0302 廉義公家歌合れんぎこうのいへのうたあはせに


0303 弘長元年百首歌こうちゃうぐわんねんのひゃくしゅのうたに、卯花うのはな


0304 題知だいしらず


0305 【○承前。無題。】


0306 為兼家ためかねがいへにて月次歌詠侍つきなみのうたよみはべりし時とき、夜卯花よるのうのはなを


0307 時鳥ほととぎすを尋たづねて


0308 延喜五年えんぎごねん、內うちより仰事おほせごとによりて奉たてまつりける屏風歌びゃうぶのうたに


0309 待郭公ほととぎすをまつ


0310 【○承前。待郭公。】


0311 夏歌中なつのうたのなかに、郭公ほととぎす


0312 權中納言兼季許ごんちゅうなごんかねすゑのもとより、「此曉時鳥鳴このあかつきほととぎすなきつるは聞ききつや?」と申まをして侍はべりける返事かへりごとに


0313 待郭公ほととぎすをまつ


0314 里郭公さとのほととぎす


0315 夕時鳥ゆふときどり


0316 三首歌講さんしゅのうたかうぜられ侍はべりし時とき、待郭公ほととぎすをまつ


0317 題知だいしらず


0318 【○承前。無題。】


0319 月前時鳥つきさきのほととぎすと云いふ事ことを


0320 百首歌中ひゃくしゅのうたのなかに


0321 夏歌なつのうたとて


0322 【○承前。夏歌。】


0323 中納言行平家歌合ちゅうなごんゆきひらのいへのうたあはせに


0324 【○承前。中納言行平家歌合中。】


0325 夕郭公ゆふほととぎすと云事いふことを


0326 里さとに侍はべりける程ほどは時鳥ほととぎすを得えなむ聞きかざりけるが、內うちに參まゐりて後のち、鳴なきけるを聞ききて


0327 郭公ほととぎすを聞ききて人ひとに遣つかはし侍はべりける


0328 稻荷社近所いなりのやしろのちかきところにて、夕郭公ゆふほととぎすと云いふ事ことを人人詠侍ひとびとよみはべりける時とき


0329 人人數多伴ひとびとあまたともなひて郭公尋ほととぎすたづねに罷まかりて侍はべりけるに、四條宮下野しでうのみやしもつけ留とどまりたるが、今宵聞こよひききつると申まをしければ


0330 千五百番歌合せんごひゃくばんのうたあはせに


0331 卅首歌召さんじっしゅのうためされし時とき、聞郭公ほととぎすをきくと云事いふことを


0332 正治二年百首歌しゃうぢにねんのひゃくしゅのうたに


0333 郭公ほととぎすを


0334 時鳥十首歌詠侍ほととぎすじっしゅのうたよみはべりけるに


0335 題知だいしらず


0336 伏見ふしみにて、近聞郭公ちかくほととぎすをきくと云事いふことを詠侍よみはべりける


0337 寶治百首歌奉ほうぢのひゃくしゅのうたたてまつりけるに、聞郭公ほととぎすをきく


0338 同心おなじこころを


0339 【○承前。詠同心。】


0340 夏曉なつのあかつきと云いふ事ことを


0341 題知だいしらず


0342 五月四日さつきよっか、家いへに菖蒲葺あやめふくを見みて詠よめる


0343 菖蒲あやめを詠侍よみはべりける


0344 後三條院皇子宮ごさんでうゐんみこのみやと申まをしける時とき、菖蒲根召あやめのねめしける奉たてまつるとて


0345 百首御歌中ひゃくしゅのみうたのなかに


0346 後鳥羽院ごとばゐんに五十首歌奉ごじっしゅのうたたてまつりけるに


0347 正治百首歌奉しゃうぢのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき


0348 後堀川院御時ごほりがはゐんのおほむとき、五月五日さつきのいつかと云事いふことを、殿上人うへのおのこともに詠よませさせ給たまひけるに、仕奉つかうまつりける


0349 後鳥羽院ごとばゐんに奉たてまつりける五十首歌中ごじっしゅのうたのなかに


0350 早苗さなへを詠侍よみはべりける


0351 【○承前。侍詠早苗。】


0352 夏歌なつのうたとて


0353 初五月雨はつさみだれと云事いふことを


0354 百首歌中ひゃくしゅのうたのなかに


0355 五月雨さみだれを


0356 【○承前。詠五月雨。】


0357 【○承前。詠五月雨。】


0358 百首御歌中ひゃくしゅのみうたのなかに


0359 夏歌なつのうたとて


0360 【○承前。夏歌。】


0361 【○承前。夏歌。】


0362 五十首歌中ごじっしゅのうたのなかに


0363 題知だいしらず


0364 【○承前。無題。】


0365 山家五月雨さんかのさみだれと云いふ事ことを


0366 百首歌中ひゃくしゅのうたのなかに、夏なつ


0367 夜五月雨よるのさみだれ


0368 五月郭公さつきのほととぎすと云いふ事ことを


0369 正治百首歌奉しゃうぢのひゃくしゅのうたたてまつりける時とき


0370 夏歌中なつのうたのなかに


0371 聞郭公ほととぎすをきくと云事いふことを


0372 治承頃ぢしょうのころ、詠侍よみはべりける百首歌中ひゃくしゅのうたのなかに、郭公ほととぎす


0373 同心おなじこころを


0374 簷盧橘のきのろきつ


0375 盧橘ろきつを詠よませ給たまうける


0376 權中納言師時ごんちゅうなごんもろとき歌合うたあはせし侍はべりけるに、花橘はなたちばな遠とほく匂にほふと云いふ事ことを


0377 延喜六年えんぎろくねん內御屏風うちのみびゃうぶ十二帖歌じゅうにてふのうた、仰事おほせごとによりて奉たてまつりける中なかに、鵜河うがは


0378 同心おなじこころを


0379 【○承前。詠同心。】


0380 【○承前。詠同心。】


0381 夏河なつのかは


0382 【○承前。夏河。】


0383 夏御歌中なつのみうたのなかに


0384 【○承前。夏御歌中。】


0385 【○承前。夏御歌中。】


0386 夏月透竹なづきたけをすくと云事いふことを


0387 夏月なつつきを詠侍よみはべりける


0388 【○承前。侍詠夏月。】


0389 【○承前。侍詠夏月。】


0390 【○承前。侍詠夏月。】


0391 建仁三年歌合けんにんさんねんのうたあはせに、水路夏月すいろのかげつ


0392 夏歌中なつのうたのなかに


0393 【○承前。夏歌之中。】


0394 【○承前。夏歌之中。】


0395 蚊遣火かやりびを詠侍よみはべりける


0396 【○承前。侍詠蚊遣火。】


0397 夏歌中なつのうたのなかに


0398 永仁二年五月えいにんにねんのさつき內裏五首歌だいりのごしゅのうたに、野亭夏朝やていなつのあさ


0399 守覺法親王家しゅかくほふしんわうのいへに、五十首歌ごじっしゅのうた人人ひとびとに詠よませ侍はべりけるに


0400 題知だいしらず


0401 禖子內親王家歌合みわこないしんわうのいへのうたあはせ


0402 千五百番歌合せんごひゃくばんのうたあはせに


0403 【○承前。千五百番歌合。】


0404 叢間螢むらまのほたると云いふ事ことを


0405 卅首歌奉さんじっしゅのうたたてまつりし時とき、水邊螢みづべほたる


0406 野夏草のなつくさを


0407 夏歌中なつのうたのなかに


0408 【○承前。夏歌之中。】


0409 【○承前。夏歌之中。】


0410 【○承前。夏歌之中。】


0411 寶治二年百首歌中ほうぢにねんのひゃくしゅのうたのなかに、夕立ゆふたちを


0412 【○承前。寶治二年百首歌中,夕立。】


0413 卅首歌さんじっしゅのうた人人ひとびとに召めされし時とき、遠夕立とほゆふたち


0414 【○承前。召人人詠卅首歌時,遠夕立。】


0415 行路夕立ゆくみちのゆふたち


0416 題知だいしらず


0417 【○承前。無題。】


0418 光明峰寺入道攝政家百首歌中くわうみゃうぶじにふだうさきのせっしゃうのいへのひゃくしゅのうたのなかに、夏なつ


0419 夏歌中なつのうたのなかに


0420 【○承前。夏歌中。】


0421 【○承前。夏歌中。】


0422 百首御歌中ひゃくしゅのみうたのなかに、蓮はちすを


0423 守覺法親王家五十首歌しゅかくほふしんわうのいへのごじっしゅのうたに


0424 樹陰納涼じゅいんなふりゃうと云事いふことを


0425 夏歌なつのうたに


0426 納涼之心なふりゃうのこころを


0427 題知だいしらず


0428 夏風なつかぜ


0429 【○承前。夏風。】


0430 夏山里なつやまざとに罷まかりて侍はべりけるに


0431 夏歌中なつのうたのなかに


0432 納涼之心なふりゃうのこころを


0433 五十首歌中ごじっしゅのうたのなかに、同心おなじこころを


0434 夏歌なつのうたとて


0435 【○承前。夏歌。】


0436 【○承前。夏歌。】


0437 【○承前。夏歌。】


0438 【○承前。夏歌。】


0439 【○承前。夏歌。】


0440 【○承前。夏歌。】


0441 三首歌講さんしゅのうたかうぜられ侍はべりし時とき、納涼なふりゃうを


0442 題知だいしらず


0443 正治二年百首歌しゃうぢにねんのひゃくしゅのうたに


0444 五十首御歌中ごじっしゅのみうたのなかに


0445 建仁三年歌合けんにんさんねんのうたあはせに、草野秋近さうやあきちかしと云事いふことを


0446 六月晦日みなづきのつごもり、題だいを探さぐりて人人歌仕奉ひとびとうたつかうまつりける序ついでに、池邊納涼いけべなふりゃうと云いふ心こころを


0447 六帖ろくでふ題だいにて人人歌仕奉ひとびとうたつかうまつりけるに、夏越祓なつごしのはらへ


0448 同心おなじこころを