祓詞
掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の 橘小戸の阿波岐原に
御禊祓へ給ひし時に 生り坐せる 祓戸の大神等 諸諸の禍事 罪 穢有らむをば
祓へ給ひ 清め給へと 白す事を 聞こし食せと 恐み恐みも白す
最要祓
高天原に神留り坐す
皇親神漏岐神漏美の命以ちて
天津祝詞の大祝詞の事を宣れ
此く宣らば罪と云ふ罪 咎と云ふ咎は在らじと物をと
祓ひ賜ひ清め賜ふと 申す事の由を 八百万の神等諸共に
左男鹿の八の耳を振り立てて 聞こし食せと白す
身滌大祓
高天原に神留り坐す 神魯伎 神魯美の詔以て 皇御祖神 伊邪那岐大神
筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 御禊祓へ給ひし時に
生座る祓戸の大神等 諸諸の枉事罪穢を 祓ひ賜へ清め賜へと 申す事の由を
天津神 国津神 八百万の神等共に聞食せと恐み恐み申す
神社拝詞
掛けまくも畏き ##神社の大前を拝み奉りて 恐み恐みも白さく
大神等の広き厚き御恵を辱み奉り 高き尊き神教のまにまに 天皇を仰ぎ奉り
直き正しき真心もちて 誠の道に違ふことなく 負ひ持つ業に励ましめ給ひ
家門高く身健に 世のため人のために尽さしめ給へと恐み恐みも白す
神棚拝詞
此の神床に坐す 掛けまくも畏き 天照大御神 産土大神等の大前を拝み奉りて
恐み恐みも白さく 大神等の広き厚き御恵を辱み奉り 高き尊き神教のまにまに
直き正しき真心もちて 誠の道に違ふことなく 負ひ持つ業に励ましめ給ひ
家門高く 身健に 世のため人のために尽さしめ給へと 恐み恐みも白す
祖霊拝詞
代代の先祖達(何某御霊)の御前を拝み奉りて慎み敬ひも白さく
広き厚き御恵を辱み奉り 高き尊き家訓のまにまに
身を慎み業に励み親族家族 諸諸心を合せ
睦び和みて敬ひ仕へ奉る状を 愛ぐしと見そなはしまして
子孫の八十続に至るまで 家門高く立ち栄えしめ給へと 慎み敬ひも白す
鳥居之祓 一
神の在座鳥居に伊礼ば 此身より 日月の宮と 安らげくす
鳥居之祓 二
今の現に 不思慮も 大神の御門辺を欲過と為て
慎み
敬ひ拝み奉る 此状を 平けく安けく聞食と 恐み恐みも白す