古今和歌集   卷第八 離別歌

0365 題知(だいし)らず 【○百人一首0016。】
0366 題知(だいし)らず
0367 題知(だいし)らず
0368 小野千古(をののちふる)陸奧介(みちのくのすけ)(まか)りける(とき)に、(はは)()める
0369 貞辰親王家(さだときのみこのいへ)にて、藤原清生(ふぢはらのきよふ)近江介(あふみのすけ)(まか)りける(とき)に、(むまのはなむけ)しける()()める
0370 (こし)(まかり)ける(ひと)()みて(つか)はしける
0371 (ひと)(むまのはなむけ)にて()める
0372 友達(ともだち)の、(ひと)(くに)(まか)りけるに()める
0373 東方(あづまのかた)(まか)りける(ひと)()みて(つか)はしける
0374 逢坂(あふさか)にて(ひと)(わか)れける(とき)()める
0375 題知(だいし)らず
0376 常陸(ひたち)(まか)りける(とき)に、藤原公利(ふぢはらのきみとし)()みて(つか)はしける
0377 紀宗定(きのむねさだ)(あづま)(まか)りける(とき)に、(ひと)(いへ)宿(やど)りて、(あかつき)()()つとて、(まか)(もう)ししければ、(をみな)()みて(いだ)せりける
0378 相知(あひし)りて(はべ)りける(ひと)の、東方(あづまのかた)(まか)りけるを(おく)るとて()める
0379 (とも)(あづま)(まか)りける(とき)()める
0380 陸奧國(みちのくに)(まか)りける(ひと)()みて(つか)はしける
0381 (ひと)(わか)れける(とき)()みける
0382 相知(あひし)れりける(ひと)越國(こしのくに)(まか)りて、年經(としへ)(きやう)(まうで)きて、又歸(またかへ)りける(とき)()める
0383 越國(こしのくに)(まか)りける(ひと)()みて(つか)はしける
0384 音羽山(おとはのやま)(ほとり)にて(ひと)(わか)るとて()める
0385 藤原後蔭(ふぢはらののちかげ)唐物(からもの)使(つか)ひに、長月晦方(ながつきのつごもりがた)(まか)りけるに、殿上人酒賜(うへのをのこどもさけたう)びける(つい)でに()める
0386 藤原後蔭(ふぢはらののちかげ)唐物(からもの)使(つか)ひに、長月晦方(ながつきのつごもりがた)(まか)りけるに、殿上人酒賜(うへのをのこどもさけたう)びける(つい)でに()める
0387 源實(みなもとのさね)筑紫(つくし)湯浴(ゆあ)みむとて(まか)りけるに、山崎(やまざき)にて(わか)()しみける(ところ)にて()める
0388 山崎(やまざき)より神奈備森迄(かんなびのもりまで)(おく)りに人人罷(ひとびとまか)りて、(かへ)(がて)にして(わか)()しみけるに()める
0389 (いま)(これ)より(かへ)りね、と(さね)()ひける(をり)()みける
0390 藤原惟岳(ふぢはらのこれをか)武藏介(むさしのすけ)(まか)りける(とき)に、(おく)りに逢坂(あふさか)()ゆとて()みける
0391 大江千古(おほえのちふる)(こし)(まか)りける(むまのはなむけ)()める
0392 (ひと)花山(はなやま)詣來(もうでき)て、夕去(ゆふさ)りつ(かた)(かへ)りなむとしける(とき)()める
0393 (やま)(のぼ)りて、(かへ)詣來(まうでき)て、人人別(ひとびとわか)れける(つい)でに()める
0394 雲林院親王舍利會(うりむゐんのみこのさりゑ)(やま)(のぼ)りて(かへ)りけるに、櫻花(さくらのはな)(もと)にて()める
0395 雲林院親王舍利會(うりむゐんのみこのさりゑ)(やま)(のぼ)りて(かへ)りけるに、櫻花(さくらのはな)(もと)にて()める
0396 仁和帝(にんなのみやど)親王(みこ)(おはしま)しける(とき)に、布留(ふる)瀧御覽(たきごらむ)じに(おはしま)して、歸賜(かへりたま)ひけるに()める
0397 雷鳴壺(かんなりのつぼ)()したりける()大御酒等飲(おほみきなどたうべ)て、(あめ)(いた)()りければ、夕去(ゆふさ)迄侍(まではべ)りて罷出(まかりいで)ける(をり)に、(さかづき)(とり)りて
0398 と()めりける(かへ)
0399 兼覽王(かねみのおほきみ)(はじ)めて物語(ものがたり)して、(わか)れける(とき)()める
0400 題知(だいし)らず
0401 題知(だいし)らず
0402 題知(だいし)らず
0403 題知(だいし)らず
0404 志賀山越(しがのやまご)えにて、石井(いしゐ)(もと)にて物言(ものい)ひける(ひと)(わか)れける(をり)()める
0405 (みち)()へりける(ひと)(くるま)(もの)言付(いひつ)きて、(わか)れける(ところ)にて()める

古今和歌集 卷八 離別歌 終